乳幼児期でのADHDの特性の現れ方
乳幼児期でのADHDの特性の現れ方を紹介します。
生後すぐ
ADHDの子どもは、生後すぐに特徴的な症状が現れることはほとんどありません。
2歳〜3歳頃
2歳前後になると、どこか他の子どもと違っているなあと気づき始めます。次のような症状が現れます。
- 何回注意しても、言うことをきかない。
- 他の子に比べて落ち着きがない。
3歳〜4歳頃
成長するとさらに症状がはっきりしてきます。次のような症状が現れます。
- じっとしていられない。
- 興味が次々と移る。
- 躾ができない。
3歳児健診では、ADHDを含む発達障害の検査を行い、発達障害の傾向があるかどうかを把握します。次のような検査を行います。
- 親に対して、子どもの様子を聞かれる。
- 子どもに対して、名前や年齢など簡単な質問への応答、色の認識検査など、簡単な発達検査を行う
- 健診会場での子どもと親との関わり、または他の子どもとの関わりを観察される。
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