子どものADHD

ADHD児童への対応

 多動性・注意欠陥障害と和訳されているADHDの症状がみられる児童が年々増加しています。1つの学級に数名、ADHDの症状を持つ児童が存在しているとの研究報告もあります。まだ発症、あるいは表面化していない児童もおり、担任や副担任の教員は注意深く一人ひとりの児童を見守る必要があります。

 

 ADHDと思われる児童を見かけたとき、教員の対応が重要になります。彼ら児童は敏感に相手の対応の仕方を観察しており、この相手が自分に対して理解を示してくれるのか否かを瞬時に見抜きます。誤って強く叱りつけたり、児童の行動を否定したり、無視したり、そんな対応をする教員には児童は心を固く閉ざしてしまい、症状として強く表れてしまうかもしれません。

 

 もちろん、教員だけが児童への対応の窓口ではないので、家庭との連携、行政との連携、専門家との連携、といったチームワークで児童を見守り、症状の安定を目指していきたいところです。ADHDの児童は年齢が増すほどに、様々な経験を経るごとに心身的に成長し、いつの間にか症状が軽減していく傾向もあります。

 

 症状がある児童にとって、最も大切なことは、児童を取り囲む大人がしっかりと見つめ、サポートしていること、そして、存在を受け止めていることに本人が気づくことです。そのためにはやはり、しっかりと児童に向き合い、話しかけ、訴えを聞き、受け入れ、児童の存在そのものを、関係する大人がきちんと認めて温かく受け入れることから始まります。

ADHDの診断や治療は専門の医療機関にてお受けください。 =>ADHDは何科で受診する?

 

 

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