大人のADHD体験談

家族のため、社会に適合するよう頑張っている

40代男性、当時30代

 

発病までの背景

 子供もころから変わった子だといわれていました。
 育った環境は普通だったと思います。九州の田舎育ちなので、あまり目立ちませんでした。
 家族構成は父、母、本人、弟の4人構成です。
 学生生活も、他人と過ごすのがストレスになる程度で、特に学生生活で苦労することはありませんでしたが、やはり自分の考えと他人の考えの不一致が多少気になる程度でした。
 社会人になってから、考えの不一致が顕著化してきました。
 20代のころはあまり気にしませんでした。

 

大人になって現れたADHDの症状

 社会人になって、自分の考えと他人の考えが大きくことなると思っていました。
 思考ルーチンが違うというのでしょうか。
 子供のころから他人と接触することが苦痛でしたが、大人になってからそれがよりひどくなってきました。生活では独身生活が長かったので、特に苦労はしませんでしたが、レンタルビデオ店に自転車でいったとき、風で倒され他人のクルマに接触したのですが、風のせいなので仕方ないという自分の考えと、責任をとれというクルマの持ち主の考え方に違和感を覚えました。
 仕事でも自分がこれでよいというところが、上司からすると仕事が完了していないと言われ、違和感を感じ、どうやら自分は人とは違うのだと思うようになってきました。

 

私が行った治療

 20代のころは違和感、30代のころは自分に対しての疑惑、40代になってからは確信に変わりました。30代のころからインターネットが普及し始め、自分のことを調べてみると、どうやらADHDであるということが分かり、診療内科に通うようになりました。病院の先生の診断の結果、軽度のADHDであると診断されました。ショックではありましたが、これまで長い間、違和感を感じていた部分がやっと自分の中で、なるほど、そういうことだったのかと納得することができました。
現在は2週間に1度通院し、投薬とカウンセリングを受けています。
 思考マインドを自分よがりにせずに、一般社会にあわせるように先生が親身になって相談に応じてくれています。

 

その後

 継続的な通院とカウンセリングで、現在は落ち着いています。
 それでも、自分の考えを無理やり社会に合わせているようなものなので、切なく感じる部分はあります。
 しかし、結婚して子供もできて、家庭を養わなければならないので、なんとか社会に適合するようにがんばっているところです。家内とも考えの不一致が多々ありますが、こちらが譲歩して、家内の考えを何とか自分の頭の中で整理して、納得するように心がけています。
 今後も、この症状は続いていきますが、これが自分と納得して過ごして生きたいと思います。

 

 

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