CAARS
CAARSは大人のADHDの自己記入式のチェックリストで、ADHDの重症度を把握するためのものです。CAARSは、Conners’Adult ADHD Rating Scalesの略です。
全66の質問項目があり、それぞれの質問に「全く当てはまらない」から「非常にあてはまる」までの0〜3の四段階で答えていきます。
採点により、次の項目について、どのくらいの位置にあるのかが、折れ線グラフで視覚化されます。
A.不注意、記憶の問題
B.多動性、落ち着きの無さ
C.衝動性、情緒不安定
D.自己概念の問題
E.DSM-4 不注意型症状
F.DSM-4 多動性、衝動性型症状
G.DSM-4 総合ADHD症状
H.ADHD指標
自己記入のチェックリストですが、回答に矛盾があることを示す矛盾指数も算出されます。これが高いと、医師も結果を慎重に分析せざるを得なくなります。当たり前のことですが、CAARSを受ける際は、正直に答えるようにしましょう。
CAARSは初診時の診断で使われたり、治療の途中経過をチェックするために使われたります。