家事全般が苦手
症状
ADHDのある人は掃除をはじめ、家事全般が苦手です。
毎日の決まりきった単純なこと、平凡な作業がうまくできません。買い物、家計の管理などADHDのある人には苦労が絶えません。掃除、洗濯、料理、布団の取り込み、あれこれやろうとして、順番がごちゃごちゃになったりします。
不注意や多動性がありながら主婦をしている人は、とても大変な思いをしています。ADHDのある人にとっては、デスクワークと同じように、大変な仕事です。
家事というものはうまくできてもそれほど評価されるものではありません。できてあたりまえと思われがちで、しかもうまくできないのでストレスにつながります。
アナタは大丈夫?家事が苦手なタイプチェック
家事の順序を考えると頭が痛くなる掃除も洗濯も上手くできなくてイライラする
買い物リストを書いても買い忘れる
1つ以上チェックがついた人は、家事を家族と分担するなど対策を考えましょう。
【対策】家事全般が苦手
まずは家族を頼るのが良いでしょう。例えば、掃除や料理を家族に任せて洗濯を担当するなど、お互い苦手なことを任せたりすると、うまくいくことが多いようです。
料理の献立に苦労する人は、1週間分のおおまかなメニューを作るようにしてみましょう。その際。周りの人がメニューをリクエストしてあげると考えやすくなります。
洗濯物をたたむのが苦手な人は、ハンガーで掛け干ししたものをそのままクローゼットに収納したり、たたむ過程を省いたりするとよいでしょう。
掃除が苦手な人は、使い捨てハンディモップや粘着テープカーペットクリーナー(コロコロ)など、掃除が楽になるような道具を揃えましょう。
また、ADHDの人は持続力がない傾向にあります。力を抜いて毎日続けるということが難しいのです。なんでも完璧にやろうとせず、休憩しながら、できることから手をつけていきましょう。
やらなければいけないことを忘れてしまう人は、定期的に実行するための”やることリスト”をつくりましょう。例えば、「毎日やること」「毎週末やること」「毎月末やること」をそれぞれ書き出しておくのです。それを見えやすいところに貼っておけば、忘れることはグンと少なくなります。そして、”やることリスト”をときどき見直すことも有効です。
それでもうまくいかない人は
- 終わったら自分自身に何かしらの”ご褒美”を考えるなど、自分を励ます。
- ひとりで落ち着く時間を見つける。
などの対策をとってみましょう。