ADHDの原因 脳の機能障害
ADHDの原因は脳の機能障害にあるといわれています。主に前頭前野と腹側線条体の2ヶ所が関わっていると考えられています。
前頭前野
前頭前野は記憶をまとめたり、感情をコントロールする場所です。前頭前野は人間において最も高度に成長した部位です。その役割は注意の集中力・持続力、衝動や欲望のコントロール、想像力、認知能力、意欲発動などに密接に関係しています。ADHDの人はこの前頭前野の働きが低下しています。そのため、行動や感情のコントロールができなくなったり、忘れっぽくなったりします。また、注意を持続できず、すぐに飽きてしまいます。
腹側線条体
腹側線条体は衝動のコントロールを行なっています。ADHDの人はこの腹側線条体の働きが低下しています。そのため、衝動を抑えることができなくなり、やらなくてはいけないことがあっても、目先の誘惑に負けてしまいます。
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