ADHDな大人

劣等感に苛まれやすい

症状

 ADHDのある人は、幼い頃から失敗をとがめられつづけ、自身を失う傾向にあります。
 精神的に落ち込み、否定的な考え方をするようになります。

 

疎外感

 友人を作れず寂しさを感じる。人との交流は無理だと思い込むふしがある。

劣等感

 周りの人と自分を見比べて、自分の良くないところばかりみて、落ち込む。

低い自己評価

 自分をダメな人間だと思い込む。認知の歪み(考え方の偏り)や自暴自棄な態度につながる。

抑うつ

 無力感。何もする気が起きない。

 

 このような感情から、自己否定的な考え方しかできなくなったり、周りの人の意見を耳を傾けなくなったり、何事もなげやりになったりします。

【対策】劣等感に苛まれやすい

 自分を信じることが大切です。自分を信じるためには、考え方を変え、失敗と向き合う必要があります。なぜ失敗したのか考え、答えを探していきましょう。家族や友人とよく話し合いをし、客観的にみる努力をしましょう。
 医療機関で診察を受けることも大切です。自分がどんな病気なのかを知ることは、自分自身を客観的にみる助けになります。

 

 周りの人によるサポートも大切です。ダメな点を指摘するのではなく、良い面を言葉にして伝えてあげましょう。日常生活で失敗しないための仕組みづくりをしてあげましょう。疲れているようだったら、一泊くらいの旅行や友達との食事に行かせたりするなど、リフレッシュさせてあげましょう。

ADHDの診断や治療は専門の医療機関にてお受けください。 =>ADHDは何科で受診する?

ADHDの症状を軽減する薬

「うつ症状」を軽減する

「パロキセチン」
パキシルのジェネリック薬品です。

「不安」を軽減する

「セルタファイン」
ジェイゾロフトのジェネリック薬品です。

ADHDの悩みを解決する本

「忘れ物」や「片付け・掃除」の悩みを解決する

「段取り力」を身につける

=>その他ADHDの悩みを解決する書籍

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