劣等感に苛まれやすい
症状
ADHDのある人は、幼い頃から失敗をとがめられつづけ、自身を失う傾向にあります。
精神的に落ち込み、否定的な考え方をするようになります。
疎外感
友人を作れず寂しさを感じる。人との交流は無理だと思い込むふしがある。
劣等感
周りの人と自分を見比べて、自分の良くないところばかりみて、落ち込む。
低い自己評価
自分をダメな人間だと思い込む。認知の歪み(考え方の偏り)や自暴自棄な態度につながる。
抑うつ
無力感。何もする気が起きない。
このような感情から、自己否定的な考え方しかできなくなったり、周りの人の意見を耳を傾けなくなったり、何事もなげやりになったりします。
【対策】劣等感に苛まれやすい
自分を信じることが大切です。自分を信じるためには、考え方を変え、失敗と向き合う必要があります。なぜ失敗したのか考え、答えを探していきましょう。家族や友人とよく話し合いをし、客観的にみる努力をしましょう。
医療機関で診察を受けることも大切です。自分がどんな病気なのかを知ることは、自分自身を客観的にみる助けになります。
周りの人によるサポートも大切です。ダメな点を指摘するのではなく、良い面を言葉にして伝えてあげましょう。日常生活で失敗しないための仕組みづくりをしてあげましょう。疲れているようだったら、一泊くらいの旅行や友達との食事に行かせたりするなど、リフレッシュさせてあげましょう。
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