期日を守れなかったり遅刻したりする
症状
ADHDの人にとって、スケジュールの問題は大きな悩みです。
打ち合わせに遅刻する、納期に間に合わない、といったことが、周りの人からはプロ意識の欠如として見られがちです。
ADHDの人は、「先延ばし傾向」といって、自分の関心の向いたことを優先してしまったり、やるべきことをすぐ忘れたりしてしまいます。
こうして、やるべきことがどんどん無視されてしまうのです。
時間の管理が苦手ですから、先の見通しやスケージュールを立てて計画通りに行動することができません。これが、先延ばし傾向に拍車をかけて、遅刻が絶えなくなるのです。
期限までに仕事ができなかったり、提出物の締切に間にあわなかったり、支払い期限を守れなかったりします。これは致命的な問題です。まわりの信頼を失っていくことでしょう。
アナタは大丈夫?遅刻タイプのチェック
朝の目覚めが悪い外出の準備を5分前から始める
作業に夢中になると、約束の時刻に気づかない
地図があっても道に迷う
2つ以上チェックがついた人は、遅刻対策をしたほうがよさそうです。
【対策】期日を守れなかったり遅刻したりする
締切を守るためには、予定の可視化とタイマーなどによる通知が有効です。
- スケジュール表を作り、目のつくところに張っておく。
- タイマーやスマートフォン等のアラーム機能を使って予定時刻を知らせる。
- 朝起きれない人は就寝時刻を見直す。
といった方法をとっていけば、納期遅れや遅刻の対策になるでしょう。
それでもうまくいかない人は
- スケジュールには自分が思っている以上に余裕を持たせる。
- プライベートと仕事を分けずに、1つのスケジュール帳で管理する。
- 用事を安請け合いしない。周りの人に相談してから返事をする。
- メモやメールでで予定を記録する。
などの対策をとってみましょう。