自分をコントロールできるよう訓練中です
40代男性、当時30代
発病までの背景
私は父、母、弟の4人家族です。
私の家族は仲は良かったのですが、私は弟と比べ成績がよくなく、そのため、いつもコンプレックスを持っておりました。
小学校の頃からそういった部分では殻に閉じこもっていたと思います。
もちろん、楽しい思い出もあるのですが、そうでない思い出のほうが多いように思えます。
私自身の問題のようにも考えられ、そのため、自分で何とかしようといつも考えておりました。
でも考えれば考えるほどと”から回り”している自分がいたと思います。
大人になって現れたADHDの症状
私は自分がADHDだと気付いたのは、社会人になってからです。
貧乏ゆすりが多く、日々落ち着かない感じや、仕事で他の人がしないようなミスをしたり、思ったことをすぐに口に出すことなどから少し人と違う部分があるのではないかと思いました。
仕事のやり方に問題があり、順序だててやることがとても苦手でした。
そのため、自分のことをいろいろとインターネットを使って調べました。
すると、自分がADHDではないかと思えてきたのです。
そんな私でも社会に適合するように日々、自分なりの努力をしてはきました。
しかし、なかなか自分をコントロールできず、このままでは社会人としてやっていけないと思うようになったのです。
悩んだ挙句、仕事を休職することとしました。
私が行った治療
お医者さんに行き、お薬をもらいつつ、心理療法で自分をコントロールすることからはじめました。
自分の趣味などを探しつつ、自分の時間を持った上で、どのようにすれば気持ちが落ち着くのかなど、訓練も交えて自分なりに対処法を見つけるようにしました。
最初は何も効果がないようにも思えておりました。
小さい頃からの積み重ねでここまで来たことを考えると、同じ時間をかけなければ、すべてにおいてリセットできないのではないだろうかと考えていたからです。
それでも社会に適合したい、戻りたいという気持ちが芽生えてきました。
自分で何とか前に進もうと、お医者さんに言われたとおりに自分をコントロールする、リラックスさせる、自分の時間をどのように使うか考えるといった訓練するようになりました。
その後
私は、お医者さんに言われたことを忠実に守りつつ、自分をコントロールすることに今も取り組んでおります。
ときには症状が出てしまうこともあります。
買い物中に口に出してはいけないことを口に出してしまうこともたまにあり、そういったときはまず落ち着いて、自分をコントロールすることを心がけております。
現在では、ある程度自分なりには完治に向かっているとは思っておりますが、これから先も、自分を落ち着かせ、自分をしっかり見て、コントロールして行こうと思っております。
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